AGCテクノグラス株式会社

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ようこそ、ATG MUSEUMへ

弊社収蔵の美術工芸品の一部をご紹介しています。
古くから受け継がれてきた工芸品をご覧いただきながら美の歴史を実感していただけましたら幸いです。

旧岩城硝子時代のパート・ド・ヴェールに代表される美術作品は日本のガラス工芸史上大変貴重なもので、
本来は美術館などに収蔵されるべきものとも言われております。その数々を是非ご覧ください。

工芸品の中でも、戦前の一時期に岩城硝子工藝部が制作した「パート・ド・ヴェール」は外観が半透明で、全体に落ち着いた深みのある独特の趣をもつ作品です。
この技法は粉末状にした様々な色のガラスに糊を加え練ったものを耐火性の型に詰めて加熱、冷却後に型から取り出して研磨し仕上げます。気泡が多く含まれるため半透明の柔らかい質感がうまれるようです。

もともと大変古くからあった技法のようですが、19世紀末のアール・ヌーヴォーの流行とともに復活してフランスで再興、ガブリエル・アンジィ=ルソー(1885-1953)、ヴィクトール・アマルリック・ワルター(1869-1959)らの作品に留学中の洋画家が注目し、帰国後に作品を託したのが岩城硝子工藝部でした。
岩城瀧次郎が創立した岩城硝子製造所(現 AGCテクノグラス)は当時、光学ガラスをはじめとして多様な製品を手がけるかたわら美術的な作品の制作にも熱心でした。1933年(昭和8年)頃からこの技法の再現に着手した弊社の小柴外一さん(1901-1973)、小川雄平さん(1885-1945)らは詳しい製法もわからぬまま研究にとりかかり苦心して数年がかりで日本で初めてその制作に成功し、その作品は1936年(昭和11年)から数年間、三越デパートで開かれた弊社作品展に出品されました。また1999年にはサントリー美術館、2007年には国立科学博物館へも出品されています。当時の作品も掲載しておりますのでぜひご覧ください。

現在、実際工芸品をご覧いただけるようなスペースの新設に向けて動いております。
社員および当社への来場者専用にはなりますが完成しましたらこちらのホームページでもご案内いたします。
※一般開放の予定はございませんのでご了承ください。