■一般的な洗浄方法
プラスチック製品の洗浄には非アルカリ洗剤をお薦めします。特にポリカ-ボネート(PC)製品はアルカリによるダメ-ジを受けやすいため、中性洗剤を使用して下さい。なお、NALGENE®のプラスチック用液体洗剤L900は中性で、プラスチック製品用洗剤としてご使用頂けます。
【使用例】通常の汚れには5%水溶液で、汚れのひどい場合は濃度を20%にして下さい。L900は自動洗浄器に入れ、軽~中程度に汚れている製品を洗浄することもできます。器具を洗剤溶液に約3時間浸し、布やスポンジで軽く洗浄して下さい。汚染がひどい製品は5~20%の洗剤溶液に4時間以上浸してから洗い落として下さい。水道水で洗い流した後、蒸留水ですすいで下さい。
注 意:研磨剤やたわしなどをご使用しないで下さい。
活栓やフタのねじ部分は定期的に洗浄し、漏れの原因となる塩類の付着を防いで下さい。
●自動洗浄器
耐熱性の特性により、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、アクリル、ポリスチレン(PS)以外の製品は、実験器具用洗浄器に使用できます。自動洗浄器ではプラスチック用のサイクルを最短時間にセットし、水温を57℃以下にして冷却が終わったら、すばやく製品を取り出して下さい。製品を傷つけないように、洗浄器内の金属製の軸にはプラスチックチュ-ブなど柔らかいものをかぶせて下さい。
注 意:ポリカ-ボネ-ト製品を繰り返し自動洗浄器にかけると強度が弱まる可能性があります。高い圧力下で使用されたポリカ-ボネ-ト製品(遠心や吸引用)はNALGENE®プラスチック用液体剤L900など、中性で研磨剤を含まない洗剤を用いて、手で洗浄して下さい。
●超音波洗浄器
プラスチック製品の洗浄に使用できますが、変換器の振動板の上には直接置かないで下さい。