■ポリメチルぺンテン Polymethylpentene(PMP or TPX)
構造がポリプロピレンによく似ており、メチル基の替わりにイソブチル基が置換されており、化学薬品耐性もポリプロピレンとほぼ同様です。不飽和炭化水素、芳香族炭化水素や塩素系の溶媒によって容易に軟化します。ポリプロピレンに比べ、酸化剤に影響されやすい性質で、透明性、剛性、化学薬品耐性、耐熱性を兼ね備え、実験器具用材質として適します。150℃で繰り返しのオートクレーブにもかけられますが、ポリメチルペンテン製品は衝撃に弱く、実験台の高さから落とすとひび割れたり、壊れたりするおそれがあります。