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プラスチックの性質について
■プロピレン共重合体 Polypropylene copolymer(PPCO)
エチレンとプロピレンの繰り返し配列の直鎖状の共重合体で、両方の特徴を併せ持っています。ただし、その比率は1:1ではなく、ポリプロピレンの比が高くなっています。また、ポリプロピレン製品と同じくポリプロピレン共重合体製品のほとんどがオートクレーブ可能で、高温に耐性があり、ポリエチレンの性質から低温においてもある程度の強度と柔軟性を備えています。

■ポリメチルぺンテン Polymethylpentene(PMP or TPX)
構造がポリプロピレンによく似ており、メチル基の替わりにイソブチル基が置換されており、化学薬品耐性もポリプロピレンとほぼ同様です。不飽和炭化水素、芳香族炭化水素や塩素系の溶媒によって容易に軟化します。ポリプロピレンに比べ、酸化剤に影響されやすい性質で、透明性、剛性、化学薬品耐性、耐熱性を兼ね備え、実験器具用材質として適します。150℃で繰り返しのオートクレーブにもかけられますが、ポリメチルペンテン製品は衝撃に弱く、実験台の高さから落とすとひび割れたり、壊れたりするおそれがあります。


■ポリスチレン Polystyrene(PS)
剛性があり、無毒性で寸法安定性があります。水溶液の耐性に優れていますが、溶媒への耐性は限られています。ガラスに近い透明度を持ち、一般的にディスポーザブルの実験器具に多く用いられています。ポリスチレン製品は、衝撃に弱く、実験台の高さから落とすとひび割れたり壊れたりするおそれがあります。

■ポリ塩化ビニル Polyvinyl Chloride(PVC)
ポリエチレンと類似している構造ですが、エチレンの水素が1か所塩素に置換されています。塩素原子によって、いくつかの溶媒に影響されやすい性質が生じますが、同時に別の用途への適応も可能になります。ポリ塩化ビニルは油類(精油を除く)に優れた耐性があり、ほとんどの気体に対して低い透過性を示します。青みがかった透明で、細口ボトルは比較的薄く、やや柔軟性があります。

■熱可塑性エラストマー Thermoplastic Elastomer(TPE)
オートクレーブ可能で柔軟性の必要な部分の成形に使われます。フィルターウエアや遠心容器の小型キャップやプラグに用いられます。


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