カタログトップ > 技術資料 > プラスチック製品のDNase/RNaseの除去方法


 

1
全て表示


プラスチック製品のDNase/RNaseの除去方法

DNase/RNaseの除去方法
DNA、RNAを切断する酵素のDNase、RNaseは、DNAやRNAを用いる実験の障害になります。各々の除去方法は以下の通りです。

■DNaseの除去方法
DNaseは121℃、15分間のオ-トクレ-ブ、あるいは下記の方法で不活性化します。

DNase/RNaseの除去方法
DNaseまたはRNaseの不活性化や除去は、材質によって下記のいくつかの方法があります。ご使用のプラスチック製品の材質によって適切な方法を選択して下さい。
A. 加熱:180℃、8時間以上*1
B. すすぎ:クロロホルム洗浄*1
C. 洗浄+加熱:
(1)0.1%ジエチルピロカーボネート*2(DEPC)に37℃で2時間浸す。
(2)滅菌(DEPC処理)水*3で数回すすぐ。
(3)100℃で15分間加熱。
(または121℃、15分間でオートクレーブをかける)
【注意】(3)はDEPC除去のため
D. 洗浄:
(1)洗剤で洗浄し、水でよくすすぐ。
(2)95%のエタノールですすぐ。
(3)しばらくおいた後、3%過塩素酸化水素水(H2O2)に10分間室温で浸す。
(4)DEPC処理水*1*3 で完全にすすぐ。
E. 洗浄:
(1)0.1N水酸化ナトリウム10.1% EDTA水溶液に浸して、一晩放置。
(2)DEPC処理水で完全にすすぐ*4
*1 Sambrook,J.;Fritsch,E.F.;Maniatis,T.;“Extraction and Purification of RNA”Molecular Cloning
:A Laboratory Manual, Second Edition;7.3, Cold Spring Harbor Laboratory Press. (1989)
*2 DEPCは発癌物質となる可能性もありますので、取り扱いには注意して下さい。DEPC溶液は眼、粘膜、皮膚を刺激します。
*3 DEPC処理水;水に0.1%のDEPCを加え、37℃で12時間放置した後、100℃で15分間加熱するか、121℃、15分間のオ-トクレ-ブにかける。
*4 Titus,David E.;Nucleic Acid Detection, Purification and Labeling;Rapid Isolation of Total RNA; PROMEGA Protocols and Applications Guide,Second Edition;pp. 125-126,203; Promega Corporation(1991)

★すすぎ目的でのみクロロホルムを使用して下さい。長時間クロロホルムに浸すことはおやめ下さい。
★★ポリカーボネート製品はすすぎを確実に行うことによって、薬品による劣下をおさえます。



1
全て表示